どんな競技でも初心者が上達するためにどうすればいいかは誰もが直面する悩みです。
今回は「2万球でステップアップ」をキーワードにゴルフの上達方法を解説します。
習うより慣れろ!練習量が重要
まずはとにかく練習量
大きな結論から言ってしまうと、ゴルフの上達の方法はとにかく練習量を積むことです。
体の使い方が勝負を決めるスポーツなので、ひたすら練習を積み重ねて飛距離を出す感覚を体で覚えましょう。
そうは言っても、仕事をしながら趣味でゴルフをする人には、毎日のように練習場に通いつめる余裕はないと思います。
それでも初心者のうちは、最低でも月1回、できれば月2回は練習場で打つようにしてください。
人間の脳はすぐに物事を忘れてしまうので、前回の練習から1ヶ月以上の間隔が空いてしまうと完全に体の感覚が抜け落ちてしまうのです。
理論は欲張り過ぎない
最初にうちに気をつけたいのは、基本的な動作をしっかりと身につけた後はあまりフォームを変えずに練習することです。
よくありがちな間違いとして、複数のフォーム理論から学んだノウハウを同時に実践しようとしてしまい、動きがおぼつかなくなるというケースがあります。
それぞれのフォームにメリットとデメリットがあるので、まずは一つのフォームを完成させることを意識しましょう。
とりわけ初心者のうちからいくつものフォームを実践してしまうと、結局どのように打てばいいのかを覚えられなくなってしまい、上達が遠ざかります。
真似しやすいプロのフォームや覚えやすいフォーム理論は調べれば簡単に見つけられるので、自分に合った打ち方を見つけてとにかく練習場でひたすら実践するのが上達への近道です。
2万球の練習でスイングを自分のものにする
フォームを自分のものにするために
ゴルフにおいて、一つのフォームを自分のものとして習得するためにかかる練習量はおよそ1万球から2万球と言われています。
手首のコックの使い方やテイクバックの角度、トップの位置、インパクトの瞬間の感覚など、フォームは人によって千差万別です。
基本動作が身についたら、自分の力が最も発揮できるフォームを見つけて完成させましょう。
しかし、フォームを意識しながら打つと最初のうちは体の動かし方を常に頭の中で考えてしまい、スムーズに動作に入ることができないと思います。
そのような状態から100球、200球と練習を繰り返していき、2万球に到達すればフォームを自分のものにできるはずです。
約1年間の練習で自分のスイングを完成させよう!
たとえば、練習場で1回あたり200球を打つと仮定した場合、週2回のペースで練習場に通うとおよそ1年で2万球に到達します。
一つのフォームを覚えてから本当に自分の体で実践できるようになるために約1年間の練習が必要だと考えればわかりやすいですね。
初めは思うようにボールが飛ばなくて伸び悩むこともあるかもしれませんが、正しいフォームを実践していれば練習を続けるうちに必ず飛距離が出るようになるはずです。
石川遼も実践した2万球の練習
2万球で到達した世界レベルのスイング
世界大会で活躍する石川遼選手も、理想のスイングに到達するまでに2万球はかかった、というコメントを残したことがあります。
世界のトップを争うプロゴルファーは血の滲むような練習を積み重ねていますが、それでも理想のフォームを見出すのは簡単ではないのです。
石川は約1ヶ月で2万球の練習をしたというので驚異的ですが、それでも納得のいくショットができるまで実践を積み続けたそうです。
もちろん、趣味で楽しむ人が初心者の頃からストイックに練習をする必要はありませんが、一流の選手も上手くなるために何より練習量を大切にしているということがうかがえると思います。
まずは気軽に練習場へ行こう!
「2万球の練習が必要!」と言われたら身構えてしまうかもしれませんが、上手くなるためにはまず打ってみることが何より大事だということです。
せっかく趣味でゴルフをするなら遠くまで飛ばせたほうが気持ちいいですし、自分のフォームを見つけられたらもっとゴルフが楽しくなります。
まずは練習場へ行き、失敗を恐れずどんどん打っていきましょう!