【左方向の打球編】ゴルフのショットで覚えておきたい用語!

ゴルフを始めたばかりの初心者の人や、これから始めてみようかなと思っている人にとっては、いろんなゴルフ用語が出てきたときに「何のことを言ってるのかよくわからない」ってことありますよね。

近くに気軽に聞ける人がいればいいのですが、「そんな人いないなあ」「ゴルフ用品店の人に聞くのも気がひけるな」とか、あるいは「ゴルフスクールに行く時間もとれないし、スクール代を払ってまでは…」と、お困りの方もいるのではないでしょうか?

あるいは、なんとなくわかったつもりでいたけど「今さら聞くのはちょっと恥ずかしい」「いまいち違いがよくわかってない」なんてお悩みの人も大丈夫。

そんな初心者のお悩みをここでは、スッキリ解決します。

ゴルフを始めると必ずといっていいほど、よく耳にする用語をみていきましょう。
(ここでは利き手が右利きの人を想定しています。左利きの人は、少し面倒と思いますが、左右逆で読んで下さると嬉しいです。)

『フック』『ひっかけ(プル)』『チーピン』微妙な違い

『フック』『ひっかけ(プル)』『チーピン』微妙な違い

あなたは、ショットでどのようなお悩みを持っていますか?

ここにあげた3つは全部、ショットした際に左方向へ打球が飛んでいくときのことを表現していますが、その飛球軌道は微妙に違います。

ということは、原因も少し違うわけなんです。
この違いを理解していないと、なかなか修正ができなくて悩んでしまうことになりますね。

では、これらショットのそもそもの違いを解説していきます。

『フック』

フック

意図せず左に曲がってしまうショット。

左方向への曲がり幅がやや大きい。

目標よりも右方向へ打ち出すショット。左に打ち出されることもある。

フックは、初心者に限らず、ある程度の経験を重ねてきた中級者でも悩されることの多い弾道です。

 

基本的には、ボールが目標よりも左方向へ行くという意味ではドローと変わりません。

ドローは意図的に左回転をかけることでよく使われることに対し、フックは意図せずに左回転がかかってしまう状態のことを指して使われることが多いです。要するに「ミスショット」です。

ボールの曲がり幅がドローと比べると大きくなるのです。

ではなぜ、フックしてしまうのでしょう。

『フック』の原因

フックしてしまう原因はいくつか考えられます。

スイングがインサイドアウトになっている

インサイドアウトの軌道だと、ボールに左回転がかかり左方向へ曲がりやすくなります。

フェースの外側にボールが当たっている

ボールに左回転がかかりやすくなって、フックがでやすくなります。

両ヒジを絞っている

ゴルフのアドレスで両ヒジを絞るような構えは、手打ちになりやすいのです。なぜなら、体の回転が止まってしまうからです。

体の回転を止めないためには、「隣の人と握手するつもりで左右に体を回す」動作をイメージしてみてください。両ヒジに自然な余裕ができるはずですし、腰も手についてきて自然な回転をしています。

下半身に力が入っている

ゴルフのスイングでは、下半身に力が入り過ぎると、ひざがまっすぐ伸びてしまうことがあります。両ひざがまっすぐだと、上半身を大きく動かすことが難しくなります。アドレスの時には両ひざは軽く曲げて、なるべくリラックスしてスイングしましょう。

グリップを短く持っている

まっすぐに飛ばしたい、ボールを左右に曲げたくない、そんな気持ちが強いとついグリップを短めに持ってしまいがちです。

ミート率を上げたいときや、飛距離よりまっすぐに飛ばすことに重点を置く場合はこの方法もよいのですが、短く持ちすぎると手元でコントロールしがちになります。

軸が傾いている

アドレスの時に、軸が左側に傾いているとフックになりがちです。フェース面が閉じている(下をむいている)ので、インパクトの時にボールにかぶるように当たってしまうからです。

肩も下がり、このことを「突っ込んでボールを打ちにいっている」「体が突っ込んでしまう」なんて表現します。

これを防ぐには、軸が真っすぐであることが大切です。構えた時に基本的にはクラブのフェース面は目標に向かってまっすぐにセットします。

フェース面がターンしている

手首を返してフェース面をターンさせている現象です。正しくフェースターンするときは手首を使うのはNGです。ターンという言葉が「返す」となるため、その意識があるとつい手首を使って返す動作になりがちなのです。

そうするとフックの球筋になることが多いです。そうならないためには、お腹を左右に回転させることに意識をむけたほうがよいです。

フェースターンは、手首をねじってやるものではなくて、下半身をしっかり使ってお腹を左右に回転させれば、腕が自然と同調します。左隣の人と、自然に握手するイメージです。

ヘッドを意識し過ぎている

スイングのとき、初心者はとくにありがちなのですが、ヘッドに意識がいってしまうことがあります。そうすると手打ちになることが多く、体の回転をうまく使えてないことにつながります。

右手首をキープできていない

アドレス時の右手の角度が、スイング中にアドレス時から変わらないようにすると、フックを出しにくくなります。

右手首の角度が変わらなければ、フェースが返ることがないのでフックを防げるのです。ゴルフのスイングは左手主導といわれます。右手も大事ではあるのですが、この場合は左手だけで打つ意識をもって、右手は添えてる程度にしてみるといいです。

『ひっかけ(プル)』

ひっかけ(プル)

目標よりも左方向へ打ち出すショット。

ボールに左回転があまりかかっていない。

左に打ち出して更に左に曲がっていく。

ひっかけとは、打った瞬間に左方向へボールが行ってしまいます。プルと表現することもあります。

フックよりもさらに、大きく左方向へ飛んでいってしまうので、OBになりやすいミスショットです。

『ひっかけ(プル)』の原因

スイングがアウトサイドインになっている

アウトサイドインの軌道になっている。
アウトサイドインの軌道だと、スライスになりやすいのでは?と思う人もいらっしゃると思いますが、そこに「フックグリップ」というクラブの握り方がプラスされると、ひっかけになります。

フックグリップになっている

フックグリップは、右手のグリップがやや開いてる状態です。これだとインパクトの時に手首が返りやすくなるため、フェースが左方向へ向きやすくなります。ボールに左回転がかかりやすくなって、フックがでやすくなります。

 

このように、ひっかけ(プル)は、フックと同じようにボールが左方向へ行くことは同じですが、左回転があまりかからないため、左方向へまっすぐ飛び出していくのが特徴です。
フックの一種だと捉えてもいいでしょう。

『チーピン』

チーピン

目標よりもまっすぐ、あるいは少し右方向へ打ち出して左に急激に曲がるショット。

目標よりも左方向へ飛んでさらに左へ曲がっていくショット。(ひっかけに近い)

チーピンには語源があり、マージャン牌の図からとっています。

麻雀牌のチーピン(七筒、ピンズの7)の上3つの並びが軌道に似ている

麻雀牌のチーピン(七筒、ピンズの7)の上3つの並びが軌道に似ているので、そのように呼ばれているのです。

『フック』+『ひっかけ(プル)』とイメージもできます。

『チーピン』の原因

  • スイングがインサイドアウトになっている
  • フェース面がターンしている
  • フックグリップになりすぎている

これら3つの原因はフックやひっかけのところと同じになります。

ボールの位置

ボールを右寄りに置きすぎると、どうしても手首を返しやすくなります。

クラブの番手ごとに適正な位置にセットしてから打つようにしましょう。

『ドロー』

ドロー

意図的に左へ曲げるショット。

左方向への曲がり幅は比較的小さい。

目標よりも右方向へ打ち出すショット。

 

ドロー、ドローボールといったりします。

実はドローという言葉には厳格な定義がないと言われています。

ここでは、目標ラインより、右方向へ打ち出されたボールが、空中で目標ラインより左方向へカーブし、およそ目標付近に戻ってくる軌道のことを指します。

 

ドローは飛ばし屋の得意技で、初心者に限らずアマチュアゴルファーみんなの憧れの弾道!

しかし、まっすぐ打ちたいのにドローになってしまった、というのは避けたいものです。

『ドロー』の原因

なぜ右に打ち出したボールが途中から左に曲がるのかといえば、それはインサイドアウトのスイングでインパクト時にフェースが閉じている(左を向いている)ことにより、ボールに横回転がかかり、ボールは左へと曲がっていくことになります。

インパクトでボールに左回転をかける。

この左回転を意図的にかけることを『ドロー』といいます。

その回転をかけるためには、意識したいことが2つあります。

スイングがインサイドアウト

スイングがインサイドアウトになるように意識します。

本来ならば、目標地点に向けてクラブヘッドを真っ直ぐに打ち出すべきですが、目標地点よりも右方向の軌道によって、ボールに横回転をかけています。

フェースの向きが左斜め

インパクト時に左斜めに向いていることが大切です。

フェースが斜めになっていることで、ボールと接触したときに、表面に摩擦が起きて回転力が加わるからです。

トゥ側が先行する、と言ったりもします。

ドローとフックの違い

ボールが左方向へ曲がることは同じなのですが、フックのほうがドローに比べて大きく曲がり過ぎるし、そのうえ飛距離もでないです。

 

実は、意図的にドローを打つことは難しいといわれることが多く、初心者には習得の難易度が高い弾道です。

「つかまったボール」なんて言葉を聞くこともありますが、意図的にドローを打てるというのは、アマチュアゴルファーにとっては憧れです。

納得のいくドローショットを打てた時の気分は爽快なことでしょう。

さいごに

ここまでみてきて、いかがでしたでしょうか。

いくつかのポイントがありますが、思い当たるものがあればぜひ練習してみましょう。

ちょっとしたコツできっとうまくいきますよ。

 

大切なことは、基本の構えを心がけること。ボールは丸いのでそもそもまっすぐ飛ばすのは難しいものです。

それを理解し、いろいろな弾道を知っていくとスコアにつながるでしょう。

そしてラウンドでは、リラックスして思い切り体を使って臨んでみてください。

きっと今よりもスコアがよくなるでしょう。

 

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