ゴルフの正しい練習法とメニューを知ることで、ゴルフ上達の可能性が期待できます。
上手い人が行っている練習メニューやプロの練習メニューを参考にし実践することで、上手くなるコツをつかむことができるからです。
ゴルフの基本的な練習メニュー
ゴルフの基本的な練習メニューとしてあげられるのが、打ちっぱなしなどで100球打つという練習法です。
100球打つ場合、短いクラブから順番に使用して10~20球ずつ打ち、ドライバーまで打ったら短いクラブに戻していきます。
具体的にはウェッジで20球打ったあと、ショートアイアン・ミドルアイアンで20球打ち、ウェアウェイウッドとドライバーで10球ずつ打つといった方法です。
ドライバーで10球打ったあとは、ショートアイアンに持ち替えて再び20球打ちます。
ゴルフ初心者の場合は、100球打つ前にスイングの練習をするのも1つの方法です。
スイングの練習は鏡の前で行うのが理想的で、鏡を見ながら身体の軸が左右にぶれないようフォームを意識して行います。
まずはクラブを持っているイメージでクラブを左の膝から右の膝までスイングしたり、左の腰から右の腰までぶれないようにスイングしたりする練習をしましょう。
慣れてきたら左肩から右肩へスイングする練習を行い、最後に頂点からクラブを振り下ろして球を打つ感覚でスイングを行います。
スイングの練習をする理由
わざわざ練習しなくても、本番さながらにコースを回っていれば上達するといった意見を持つ人もいるでしょう。
ひたすら打ちっぱなしで数をこなしていれば上手くなるのではないか、という意見の人もいます。
ですが、ゴルフの上達にはスイング作りが欠かせない要素です。
初心者ほどボールをただ打てば打つほど、ボールにクラブを当てることばかりに意識が集中してしまいます。
結果、インパクトゾーンを意識したスイングが身に付かず、上達することも難しくなるでしょう。
ビジネス・ゾーンを意識する
腰から腰までのスイングは、特にゴルフが上手くなるのに欠かせない練習メニューの1つです。
アメリカのツアープロなどから「ビジネス・ゾーン」とも呼ばれる腰から腰までのゾーンは、正確にスイングできるようになると、ビジネスになるほどゴルフが上達するといわれています。
何百球と打つよりも、ビジネス・ゾーンを意識しながらゆっくりとスイングし、ウェッジで30ヤード打つ練習を行う方が上達に近付けます。
プロが実践している練習メニュー
実際にプロが実践していた練習メニューの一例として、元賞金女王の古閑美保さんと小原大二郎プロの練習法を紹介します。
6番アイアンでスイング練習
古閑美保さんは小学生の頃からゴルフをしていましたがその日常はハードなもので、学校が終わった17時から22時までほぼ毎日ゴルフの練習をしていたそうです。
練習では1日300球から400球、多いときで700球から800球打つのが当たり前のメニューを実践していました。
数をこなすことも意識しながら、彼女が最も大切にしていたのは素振りの練習です。
小学生の頃から6番アイアンでひたすらスイング・素振りをするという練習は、プロになってから引退するまで変わらず続けていたといわれています。
ビジネス・ゾーンを意識した練習メニュー
ゴルフを始めたのが18歳と、ほかのプレイヤーよりスタートが遅かった小原大二郎プロは、24歳からある練習メニューを取り入れたことによりゴルフが上達したそうです。
必死に練習してもスコア100が切れないなか、彼が取り入れたのはビジネス・ゾーンの練習メニューでした。
ゴルフの上手い人は理想のインパクトを習得しているといわれています。
それを上達させるために必要なのが、インパクト前後にあたるビジネス・ゾーンの練習だったそうです。
ビジネス・ゾーンを2年間練習した結果、彼は26歳でプロデビューを果たしました。
ゴルフ上達にはスイング練習とストレッチが大切
ただ数をこなすだけではなく、ゴルフ上達にはスイングを毎日行う練習メニューを取り入れることが大切です。
特にビジネス・ゾーンを意識しながらスイングすることで、伸び悩んでいたゴルフの腕も上達が期待できます。
また、飛距離を伸ばすために筋力トレーニングを練習メニューに取り入れる人もいるでしょう。
筋力トレーニングも大切ですが、筋力だけでは体が硬くなり、スイングに大切な体のひねりが抑えられてしまう可能性があります。
柔軟性を高めることを意識しながら、肩周りやお腹周りのストレッチと体幹を鍛えるトレーニングを行うことも大切です。
ビジネス・ゾーンのスイング練習をメニューに取り入れよう!
毎日100球打っても500球打っても、正しいスイングが身に付いていないとゴルフを上達させることはできません。
上手い人やプロが取り入れているスイングの練習をメニューに加え、正しいフォームを身につけることが大切です。
また、スイング練習の際にはビジネス・ゾーンを意識したメニューも取り入れてみましょう。
ビジネス・ゾーンの練習をすることで理想のインパクトが身に付き、上達が期待できます。