日本プロゴルフ協会では、満16歳以上である以外にプロテストの年齢制限をしていないのが現状です。
つまりシニアの年齢になってもプロを目指すことは十分に可能となっています。
プロゴルファーになる方法
プロゴルファーのイメージといえば、ツアーに参加してトーナメントに出場している人ですが、他にもゴルフ練習場やゴルフ場に所属するレッスンプロという人もいます。
プロの資格は日本プロゴルフ協会が主催する、プロゴルフ試験を受験して合格することが条件となります。
日本唯一のプロゴルファー認定試験であり、合格することによってプロとして活躍できます。
資格には二種類あって、トーナメントに出場できるだけの知識や技術があるかを試される「トーナメントプレーヤー」、ゴルフの技術指導やきちんとした知識があるかを試される「ティーチングプロ」の資格があります。
「トーナメントプレーヤー」は16歳以上、「ティーチングプロ」は20歳以上が受験資格となっていて、年齢制限がないためシニアの人でも十分にプロを目指せます。
この試験に合格することによって、晴れてプロになることができます。
ただし、注意したいのがトーナメントプレーヤーの資格を取れただけで、トーナメントに出場が可能というわけではない、ということです。
日本プロゴルフ協会とは異なる日本ゴルフツアー機構が主催するツアー予選会を勝ち抜くことでトーナメントに出場することができます。
シニア専門のツアーもあります。
シニアの大会はつまらないと考える人もいるかと思いますが、シニアの50歳以上の気力も体力も充実している人が多いため、かなり白熱したツアーとなっています。
シニアがプロを目指す場合のトレーニング
規則的にはシニアがプロを目指すことは十分に可能ですが、プロを目指す場合には常に勝つことを意識してトレーニングすることなどが求められます。
プロのアスリートとして勝つために必要な体力・技術力・集中力などが職業です。
シニアだけではなくどんな年代のプロゴルファーに求められるのは、基礎技術です。
ショットとパッティング技術がなければ、プロとしてやっていけない大前提な技術といえます。
シニアの場合は、数多く基礎技術を身につけること以外にも、加齢によって飛距離が出せなくなることを意識することが重要です。
筋力そのものが弱っていたり、関節や筋肉が硬くなっている、動きを同調させる調整力が衰えてきている状態で、体の動きが鈍くなっています。
体の動きが鈍った状態ですので、教科書通りの基礎技術ではスイングしても飛距離が伸びない可能性が高くなります。
そのため、シニアでプロを目指すためには、体の状態にあった飛距離の出し方を身につける必要があります。
どっしり構えたままでは肩や腰が回らないため、体全体をひねって飛距離を出せるようにするなどの工夫をすることが良いとされています。
シニアはシニアなりの技術があるため、それを身につけることでプロとしてもやっていくことができます。
ただし、プロゴルファーは個人種目です。
相手の弱点を責めることで成績が良くなるわけではないため、自分のミスをできるだけ少なくして成績を上げるためには、メンタルトレーニングも必要となってきます。
シニアプロゴルファーの魅力
シニアのプロゴルファーを目指すためには、様々なことが必要ですが、苦労に見合うだけの魅力がそこにはあります。
シニアツアーに参戦できれば、年齢は高いものの体力や気力が充実した人たちや、往年の名プレーヤーと一緒に白熱したプレーを楽しむことができます。
年齢が高いからこそ、ゴルフを楽しむことができ、和やかにプレーすることが可能です。
また、ゴルフファンと近い距離で楽しむことができる、というのも魅力となっています。
シニアのプロゴルファーとしての魅力としては、きちんと実力があれば高齢になってもプレーをし続けることが可能ということが挙げられます。
また、運動能力が高くなくてもトップ選手を目指すことができるというのも嬉しいポイントです。
重要なのは自分の体を知って思い通りに動かせるか、プレッシャーに負けない集中力や心の強さで、試験に受かるだけの技術があればシニア世代になってもプロ資格を取ることができ、長く活躍することができます。
まとめ
好きなゴルフで食べていきたいというシニアも居ますが、試験に合格することができればいくつになってもプロを目指すことは可能です。
シニアのゴルファーには、若い世代とは異なる魅力が様々なものがあります。
50歳を超えて試験に挑戦する人も居て、70歳を過ぎてもプロとして活躍する人のいるプロの世界はそれだけ魅力的とも言えます。