初めてラウンドを回る人などは空振りが多くなってしまったり、何打も打つことになったりと大叩きになってしまいがちです。
そうしたトラブルを避けるために、2019 年のルール改正では最大スコアの設定が出来るようになりました。
そこでルール改正が行われた最大スコアについて解説します。
最大スコアのルール改正
最大スコアのルール改正とは?
ゴルフでラウンドを回るときにはボールがカップインすることでプレイが終了ということになっていましたが、2019年のルール変更によって最大スコアが設定出来るようになりました。
1ホールごとに最大スコアの設定が可能になり、13打と決めたらカップインをしていなくても13打で終わりになるルールです。
正式なルールでは具体的な数値は決められていませんが、推奨されているのはダブルスコアです。
バー3のホールなら、6打目を打った時点で、バー4のホールなら8打目というようにダブルスコアになった時点で終わりとなります。
ルール変更で得られるメリット
今までのゴルフのルールでは正式に最大スコアの設定が出来ないことになっていたので、ラウンドを回る仲間の中に初心者が居たり、まだ技術を習得していないゴルファーが居ると中々ゲームが終了しないことがありました。
ゴルフはグリーンのカップにボールが入ることでゲームが終了になるので、誰かがカップインしないと終わることが出来なかったのです。
終わるまで待っていたら時間の無駄になってしまうこともあるので、最大スコアになってしまったらゲームを終了しても良いということになったのは大きなメリットです。
ギブアップすることが出来るスコアをあらかじめ決めておけば時間の短縮にもなりますし、初心者もミスをしてプレイを遅らせる心配もなくなります。
今まではゴルフのローカルルールとして使われていましたが、正式なルールとして加わったことで初心者でも気軽にゴルフが始められるようになったのです。
スコアの書き方
スコア表の準備
ゴルフ場に到着して準備をしてクラブハウスを出ると、スコアカードやペン、鉛筆などが貰えます。貰ったカードにはプレイヤーの名前を書いて準備しておくとスムーズです。
書く順番はまず自分の名前を記入して、次に実力のある人から書きますが、上下関係がある場合は目上の人から順に書いていくこともあります。
18ホール分用意して、準備は完了です。
スコアの書き方
シンプルなスコアの書き方に、ストロークの結果だけを記入するやり方があります。
参加しているプレイヤーがボールを打った回数だけを書き込んで、ストローク数を数えるだけです。
プレイヤーのストローク数をカードの枠内に書いて、9ホールが終わった時点で合計を出します。
さらに残りの9ホールを終えた時点でフロントナインとバックナインの合計を出して競います。
ゴルフ界では大きな一歩
公式のルールを決めている英国ゴルフ協会と全米ゴルフ協会は、これまであまり大幅なルール変更は行われていませんでしたが、ゴルフ人口を増やすためにも最大スコアの設定は大きな決断だったと言われています。
最大スコアのルールを採用したことで複雑なルールも分かりやすくなり、ラウンドの渋滞も避けられるようになっています。
ルール変更によってゴルフへの注目も集まり、ますます人気の競技になるかもしれません。