ゴルフにはさまざまなルールがあるため、慣れないうちは混乱することも多いのではないでしょうか。
ここでは池ポチャを想定して、ゴルフルールをわかりやすく説明していきます。
一度ルールを理解してしまえば、判断に迷うことも少なくなります。
エリアによってルールが異なる
ゴルフコースはティーイングエリア、バンカー、ペナルティーエリア、パッティンググリーン、ジェネラルエリアという5つのエリアに分かれています。
川や池などの水域に加えて、ジャングル、溶岩、砂漠などの区域も含めてペナルティーエリアと呼びます。
さらにペナルティーエリアは、イエローペナルティーエリアとレッドペナルティーエリアに分かれており、それぞれ異なるルールが適用されるため注意が必要です。
例えば、池を越えて対岸側に落ちたボールが転がり戻って池ポチャした場合は、打った場所から打ち直すのが基本ルールです。
一度池を越えたからといって、対岸側から打ち直してはいけません。
ドロップ地点を間違えてしまうと、誤所からのプレーとなり2打罰となってしまいます。
ただしこれはイエローペナルティーエリアでの話であり、レッドペナルティーエリアの場合はルールが若干異なります。
イエローペナルティーエリアでの処置
イエローペナルティーエリアは黄色の杭・ラインで囲まれた区域で、旧ウォーターハザードを指します。
このエリアにボールが入った場合は、3つの方法からプレーを選択することになります。
一つは「そのまま打つ」方法で、2019年のルール改訂により、クラブをソールしたりクラブが水に触れたりしても無罰です。
1罰打を加えるなら、「最後にプレーした場所に戻って打つ」か、「イエローペナルティーエリアの限界を最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップして打つ」かの選択になります。
後者の場合、後方であれば距離に制限はなく、好きなだけ下がって構いません。
また、ボールドロップは、必ずひざの高さから行います。
レッドペナルティーエリアでの処置
レッドペナルティーエリアとは赤色の杭・ラインで囲まれた区域のことで、旧ラテラルウォーターハザードを指します。
このエリアにボールが入った場合は、イエローペナルティーエリアの処置に加えて、次の方法も選択可能となっています。
レッドペナルティーエリアの限界線を最後に横切った場所を基点にして、その基点からホールへ近づかない2クラブレングス以内にドロップするというものです。
つまり、ボールが逆戻りして池ポチャした場合は、池に落ちる際に横切った地点の2クラブレングス以内にホールへ近づかない場所があれば、そこにドロップします。
しかし救済を受けることになるため、1罰打が加算されます。
ルールを理解して楽しくプレーしよう
今回とりあげた池ポチャの例以外にも、さまざまなケースが考えられます。
まずは大前提として、イエローペナルティーエリアとレッドペナルティーエリアの2つがあり、それぞれ異なるルールが適用されることをしっかり把握しておきましょう。
始めは誰もが初心者からのスタートですから、神経質になりすぎず楽しくプレーを重ねながら、少しずつルールを理解していってください。