プロゴルファーといっても、レッスンプロの年収は一般的なサラリーマンと変わりません。
ここではレッスンプロの年収を紹介し、高額年収をもらうための方法を解説します。
プロゴルファーには大きく分けて2つの種類に分けられる
プロゴルファーとは、日本プロゴルフ協会(女性の場合は日本女子プロゴルフ協会)が認定した、プロ資格を有している人を指します。
プロゴルファーの人数は、日本国内だけでも男女合わせて5,000人以上います。
しかし一言にプロゴルファーといっても、ゴルフを通じて報酬を得るには2通りの方法があります。
世界各国のゴルフツアーに参加し、上位に入賞し賞金を稼ぐ人々をツアープロ。
そしてゴルフ教室などでアマチュアや次世代のプロを育成するためにレッスンプロとして働いている人もいます。
レッスンプロもレッスンプロの資格を持っていなければ雇ってもらえません。
ゴルフ教室などで働くレッスンプロの給料は会社から支給されるため、多くの場合が月給制となります。
したがって決して年収は高くありませんが、安定した給料はもらえます。
ツアープロの場合は大きな大会で上位に入賞し続ければ、年収は1億をこえる選手も多く存在しています。
またツアーで上位に入る選手たちは大手企業からのスポンサー契約もすることになるので、ゴルフでの賞金以外にも報酬がプラスされることになります。
しかしツアーで勝ち続けなければ、賞金も貰えずスポンサー契約もしてもらえません。
ツアーに参加するためには、交通費や宿泊費など経費も多くかかるため赤字になってしまうことすらあります。
ツアープロは常に大会に参加し続けるために、特定の教室に専属でレッスンを行うことは出来ません。
またレッスンプロも専属契約をしてしまうと、ツアーに参加できるスケジュールがなくなってしまうので、プロゴルファーはどちらかの道を選択しなければなりません。
レッスンプロの年収はサラリーマンと変わらない?
プロゴルファーは一般的なイメージとして、年収も高額に思われるかもしれませんが実際は違います。
年収2,000万円以上の高額な報酬をもらっている選手は、日本国内の5,000人のプロの中でも30名ほどと言われています。
しかしながらトップの30名の年収は賞金だけでも1億円を超え、さらにスポンサー料や各種CM・テレビなどの出演料を合わせれば数億円に達する人もいます。
年収ドットコムの調査によると、プロゴルファーの平均年収は約800万円です。
しかしこの平均年収はツアープロ、レッスンプロを総合して計算した平均年収になります。
ツアーで活躍しているトッププロの選手たちは年収もかなり高いため、平均年収としたときには高額になっています。
レッスンプロの中でも若手の人は年収300万円程度の人もいます。
さらにベテランのレッスンプロで、大きな会社の専属になると年収は600万円以上の人もいるようです。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、平成28年度のサラリーマンの平均年収は521万円でした。
つまりプロゴルファーと言ってもレッスンプロとして働いている人の平均年収はサラリーマンの年収とほとんど変わらないのです。
プロゴルファーとして年収を上げるにはツアーの参加が必須
それではレッスンプロになってしまった場合は、年収を上げるチャンスが無いのでしょうか。
ゴルフのレッスンプロでも年収を1,000万円にする方法はあります。
それはレッスンプロからツアープロに転向し、上位の成績を収めることです。
2016年度の日本国内の男子プロゴルファーの賞金ランキングで、1,013万3,947円を獲得した選手は82位の選手です。
つまり日本国内の賞金ランキングで80位程度の成績を収めておけば年収も1,000万円を超えてくるのです。
ツアープロとして通用しなかった人が、レッスンプロとして働いているということもあるでしょう。
しかしあきらめる必要はありません。
ゴルフは他のスポーツに比べて、年齢を重ねてもチャンスのあるスポーツです。
50歳以上の選手が参加するシニアプロのツアーもあるのです。
例えばサッカーや野球は30歳を超えてくると、体力的にも限界になり引退を迫られることもあるでしょう。
その点、プロゴルファーとしての寿命は他のスポーツに比べて長く、再チャレンジが可能です。
レッスンプロとして、自身の練習を重ねて機を狙ってゴルフのツアーに参加してみるのも良いかもしれません。
レッスンプロとして安定した給料を稼ぎながらも稼げるプロゴルファーを目指しましょう
今回はレッスンプロの年収を主に紹介しました。
プロゴルファーとして年収を高めるためには、ツアーに参加し好成績を収める必要があります。
レッスンプロとして、安定した給料をもらいながら自身の練習も欠かさずにスキルアップを目指しましょう。
国内でもトップクラスの選手になれば、年収は賞金だけではなくスポンサー料なども入ってきます。
ゴルフには50歳からのシニア大会もあるので、年齢を重ねてもチャンスはあります。
ゴルフで夢をつかみましょう。