初めてラウンドに臨むゴルフ初心者のなかには「スコアカードの書き方がわからない」という人もいるでしょう。
スコアカードはゴルフコースでプレーをするときに、スコアを記入するカードです。スコアカードの書き方がわからないと全体の順位がわからなくなってしまい、一緒にプレーする他の人に迷惑をかけてしまうでしょう。
この記事では、これから初めてコースに出る人に向けてスコアカードの記入方法について紹介します。
スコアカードに記入する必須事項
ゴルフのスコアカードに必ず記入しなくてはいけない事項は「同伴者の氏名とスコア」です。
スコアカードを入手したら、まずは同伴者の氏名を記入しましょう。
同伴者の氏名を記入する順番は、自分を最初(記入する用紙の向きによって左端または一番上)にするのが基本です。
上司や取引先の担当者と一緒にラウンドするときでも、気をつかって自分を一番後ろにする必要はありません。
むしろ、下手に気をつかうと「マナーを知らない人間」だと思われるかもしれないので、初心者であっても遠慮することなく自分の氏名を最初に記入しましょう。
なお、2番目以降に同伴者の誰を記入するかのルールは特にありません。
一般的には年長者や役職が上の人を記入するケースが多いです。同伴者に気をつかう場合は、2番目以降に注意しましょう。
スコアはスムーズに記入できるように工夫しよう
同伴者のスコアについては、一般的にラウンド終了時にそれぞれが申告するスコアを記入します。
スコアカードには1ホールごとに記入する欄以外にも、アウト(通常は1~9ホール)とイン(通常は10~18ホール)の合計スコア、18ホールトータルのスコアを記入する欄があります。
大抵の場合、ラウンドしている組のメンバーが全員カップインして、次のホールへ移動するまでのあいだにそれぞれがスコアを申告します。
初めてラウンドするときは自分のプレーで精いっぱいかもしれませんが、スコアの記入が遅れるとスムーズに次のホールに移れなくなってしまい、同伴者に迷惑をかけるかもしれません。
カップインすると無事にプレーできたことで安心してしまうかもしれませんが、すぐにスコアを記入する用意をしましょう。
アウトやイン、18ホールトータルの合計スコアは、基本的に1ホールごとの打数を足し算していくしかありません。
そのため、ハーフ休憩時やラウンド終了時に計算して記入するケースが多いです。
しかし、まとめて計算するのは時間がかかりますし、正しいスコアを申告しないと特にコンペなどでは問題になってしまうので確認作業も必要になります。
そこで、ホールごとにタイミングを見計らってストロークと同時にパーやバーディなどを記入しておくとスムーズに計算できます。
たとえば、1ホール目がボギーだった場合は「+1」という具合です。
スコアカードにはパーの合計も記載されているので、パーやバーディの合計だけを計算して差し引きすれば簡単に合計スコアがわかります。
スコアカードの記入を工夫するとプレーが上手くなる!?
スコアカードの目的はプレーヤーのスコアを記録し、順位を付けるためです。
しかし、書き方を工夫することでプレー後の反省に活かすことができ、ゴルフ上達の近道につながります。
簡単に取り組めるのは「ストロークと同時にパット数も記載しておく方法」でしょう。
ゴルフにおいてパターは非常に重要で「すべてのショットの半分を占めるぐらい大切」という言葉もあるぐらいです。
パットの打数が多かった場合は帰宅後にパターを重点的に練習するとよいでしょう。
使用したクラブやショットの結果を記入してもOK
また、パット数を記載しておくことで、グリーンオンまでに要した打数もわかります。
それによって、アイアンやドライバーといったショットの調子まで把握することが可能です。
パット数を記載しておくことで自分の苦手とするプレーがよくわかるので、実際に多くのゴルファーがスコアカードに記入しています。
そして、可能であれば使用したクラブやショットの結果も記載しておくと後で役立ちます。
たとえば「ティーショットをドライバーで打った結果が、思ったよりもスライスした」という具合です。
そのまま文字にするとスコアカードに記入するスペースが足りないので、ドライバーなら「D」といった具合に記号や数字などで記載するとよいでしょう。
ラウンドしたゴルフ場が近場で今後も何回も通う可能性があるのなら、OBやハザードに入ってしまったコースをチェックする方法も効果的です。
最初のうちはスコアカードを記入するだけで精一杯かもしれませんが、慣れてきたら取り組んでみてはいかがでしょうか。
スムーズなラウンドをするためにゴルフ初心者であってもスコアカードの書き方を知っておこう
スコアカードの書き方は基本的には同伴者の氏名とスコアを記入するだけです。
しかし、スコアカードに記入するスピードが遅いと次のホールに移動するのに手間取って、スムーズなプレーができない可能性があります。
ラウンド前にスコアカードの記入方法について知っておくことが大切です。
慣れてきたら一工夫をしてプレーの上達に役立つような記入方法に取り組んでみましょう。