ゴルフは球数を多くすれば上達するというわけでもありません。
打ちっぱなしではどれくらいの球数を打てばよいのでしょうか?
100~150球程度を目安にする
ゴルフを始めたばかりの人は、とにかくたくさん打ちたくなるものです。
ナイスショットをすればうれしくて、今の感覚を覚えておこうとしてすぐに球を打ち、ミスショットをしても慌ててすぐに次の球を打つ、ということを繰り返していると、あっという間に球数が増えていきます。
しかし、ゴルフボールを数多く打てばゴルフが上手になる、というわけではありません。
初心者の場合は、1回の練習で100~150球くらいを目安に打つといいでしょう。
150球では物足りない、少なすぎる、と感じる人もいるかもしれません。
しかし球数を多くしても、何も考えずにただ体を動かしているにすぎません。
ゴルフは何も考えず惰性で打っていても上達するものではないのです。
ただ打つだけではスイングに癖がついてしまったり、腕や足の筋肉を傷めてしまったりするだけです。
特にスイングに慣れていない初心者の場合、数多く打っていると腕や腰、足が疲れてしまい、スイングのフォームを考える余裕がなく、惰性で打っていることになります。
打ちっぱなしに毎日行く必要はない
スイングにも大分慣れてきて、体への負担もかからなくなったからといって球数を多くする必要はありません。
慣れてきても100球程度でいいでしょう。
理由は初心者でも、慣れてきた人でも、何も考えずにただ球を打てば上手くなるわけではないからです。
上達するには打った1球を見て、なぜうまく飛ばなかったかを考えることです。
うまく飛ばない場合、何か原因があるはずです。
その原因を解明しない限り、何球打っても上達するのは無理でしょう。
1日100球でいいなら、毎日でも行きたい、と考える人もいるでしょう。
しかし、毎日行く必要はありません。1週間に1回、多くても2回程度でいいでしょう。
上手く打てなかったからといって、翌日に行っても上手くなる可能性は低いです。
なぜなら、やはりその原因を理解する時間がないからです。
時間を空けることで、何がいけなかったかを考えることができます。
時間を空けることで、落ち着いて考えることができ、今まで気づくことができなかったことに気づける、ということもあるのです。
ゴルフの打ちっぱなしに行かない時間に気づいたことを、次の練習で実践してみましょう。
その方がボールを無駄にすることもなく、体に余計な負担をかけることも少なくなります。
ムダ球は打たない!打ちっぱなしでの効率的な練習方法
打ちっぱなしで効率的に打つには、次のような点に注意して打ってみるといいでしょう。
アイアンの練習をする際にはグリーンの範囲を想像し、そこをめがけて打ちます。
何となく真ん中に打っている人も多いかもしれませんが、何となくではなく、狙う場所を決めてそこにボールが行くように打つようにします。
また、打ちっぱなしでもコースと同じルーティンで打つことも大切です。
最初はドライバーから打つことをおすすめします。
できるだけ本番と近い形で練習することで、本番でも緊張せず、平常心で打つことができるようになります。
そうはいっても、まだクラブを持つことにも慣れていない初心者の場合は、いきなりドライバーでは、ボールに当てるのも難しいものです。
最初は、ピッチングウェッジなど短いクラブで、ボールがクラブに当たるという感覚を身につけるようにします。
この練習をすることで空振りをしなくなるでしょう。
少し慣れてきたら、狙いを定めてそこにボールが行くような練習をします。
慣れてきたら、本番を考慮した練習をしていくといいでしょう。
打ちっぱなしに行くのも何となくではなく、目的を決めて行くようにしましょう。
飛距離を出すスイングの練習に行く、アプローチを徹底的に練習するなど、その日の練習の目的を決めることで、効率的な練習ができます。
また、練習の前には必ずストレッチをするようにしましょう。
ケガの予防になると同時に、関節がやわらかくなりパフォーマンスの向上につながります。
練習後にも軽くでいいのでストレッチをすることをおすすめします。
筋肉痛の予防になるほか、疲労を軽減することもできます。
打ちっぱなしでは闇雲に球数を増やさない
ゴルフの打ちっぱなしでは球数を多く打てば上達するわけではありません。
闇雲にたくさん打っていても、スイングの上達にはつながらないものです。
体に負担をかけてしまうこともあるでしょう。
1球1球を大切にして、なぜうまく飛ばなかったかを考えながら練習しましょう。
また、本番と同じルーティンで打つなど、本番を考慮して練習することも大切です。