プロゴルフをギャラリー側で見るなどプレイせずにギャラリーに徹する場合は、選手やプレイしている人たちと一緒にゴルフコースを回るという形になります。
ただその時に何も考えずに見ていると、何気ない行動がマナー違反となっていることもあるようです。
そこで今回は、ゴルフコースにギャラリーとして回る際のマナーについて紹介します。
プレイ中は喋ったり動くのはマナー違反
まずギャラリーが一番に気を付けなければいけないのが、選手やプレイしている人の邪魔になってはいけないという点です。
特に意識を集中しているシーンでギャラリーが喋っていたり動いている音や仕草が見えてしまうと、集中ができなくなってしまうという人も少なくありません。1人くらい喋ったり動いても問題はないのではないかと思われがちですが、基本的にゴルフコース内は静かな環境が維持されています。
そのため1人でもほかのギャラリーと違うことをしていると意外と目立ちますし、音が聞こえやすいため邪魔になってしまう可能性が高いのです。
もちろん大勢が喋ったり動いたりするとかなりの騒音となるため、気が散ってしまいます。
このような点から、選手やプレイしている人が打つ順番になった時には黙って動かずに観戦することがマナーです。
公式戦の場合はスタッフがプレイ中であるというボードを掲げてくれるので、掲げられている最中は指示に従うようにします。
ちなみにプレイ中でなければ喋ったり動いたりすることは問題ないため、まずはプレイ中の邪魔をしないことを意識することが必要だと言われています。
そのためプレイが終わって移動が始まっているのに動かないというのも、逆にマナー違反となるため注意が必要です。
禁止されているコース内に入らない
プロゴルフの公式戦などを観戦する際、ギャラリーもゴルフコース内でその様子を楽しむことができるところが魅力となっています。
ただ選手がプレイしているコース内ならどこにいてもいいというわけではなく、スタッフがこれ以上入らないでくださいというロープを張っています。
このロープより内側に入ることはギャラリーは禁止されているため、勝手にロープ内に入り込むことは当然マナー違反です。
そもそもこのロープは選手が集中できるようにという配慮のほかにも、万が一ボールが飛んできたら危ないためというギャラリー側への配慮の意味もあります。
このため勝手にロープ内に入ってしまうと選手たちの邪魔になってしまうことはもちろん、ボールが飛んできて怪我をしてしまうというリスクもあるのです。
そのため、ギャラリーとして観戦する場所はロープの外側と決まっています。
中にはもっと選手に近付きたい、もっと見える位置で観戦したいとロープ内に入り込んでしまう人もいて、1人が入ってしまうとそれにつられて他のギャラリーもロープ内に入ってしまうケースがあります。
このような場合はすぐにスタッフに声をかけて注意してもらうようにして、自分から注意しないようにすることも大切です。
これはギャラリー内での喧嘩やトラブルを防ぐために大切なポイントだと言われています。
スマホやカメラでの撮影も厳禁
スポーツを観戦する人が良くする行為として挙げられているのが、スマホやカメラでの撮影です。
スポーツによっては撮影を許可されているものも多いですが、プロゴルフの場合はゴルフコース内での撮影は禁止されています。
理由としては選手の集中力がそがれてしまうためであり、カメラのシャッター音やフラッシュで目測を誤ってしまうことを避けるためだと考えられています。
そのため撮影したいという場合にはゴルフコースを出てからが望ましいとされており、プレイ中の撮影は選手の邪魔になってしまうということを理解しておくことが必要です。
これは動画での撮影も同じで、もしもギャラリーで撮影していることが発覚するとスタッフから注意を受けます。
あまりにも悪質な行為だった場合はゴルフコースから追い出されてしまうことも考えられるため、どのような形でも撮影することは控えておかなければいけません。
撮影しなかったとしてもスマホをマナーモードにしていないとこちらもマナー違反とされてしまうので、撮影の有無に関係なくマナーモードにしておきます。
ゴルフコースでのギャラリーは選手に配慮することがマナー
このようにゴルフコースを回る際のギャラリー側のマナーは、いずれもプレイ中の選手やそれを守るスタッフに迷惑をかけないためのものとなっています。
そのためギャラリーとして観戦する際には何が選手にとって迷惑なのかを考え、選手もギャラリーも気持ちよくゴルフを楽しめるように配慮することが大切なマナーだと考えられているのです。