ゴルフは競技のみならず、大人の娯楽の1つとしても愛されています。
ゴルフ場には大きく分けて2つの形態があり、それぞれのマナーやルールに従っていきながら楽しむようにしなければなりません。
その形態の1つであるパブリックゴルフ場について解説していきます。
パブリックゴルフ場とは?
ゴルフ場の2つの形態として挙げられるのが、メンバーシップコースとパブリックコースです。
メンバーシップコースはいわゆる会員制であり、会員となった者が優先してゴルフを楽しむことができるコースとなります。
メンバーシップコースと対極的なものとして扱われるのがパブリックコースです。
こちらは会員や非会員関係なく全メンバーが平等にゴルフを楽しむことができるゴルフ場となっています。
地域によってはゴルフ人口が低迷したことに伴って、誰でもゴルフに参加できるパブリックゴルフ場が造られたケースもあります。
パブリックゴルフ場が造られていくためには、公益社団法人である「日本パブリックゴルフ協会」に加盟しなければなりません。
全国にも多くの都道府県でパブリックゴルフ場が存在します。
もし、パブリックゴルフ場でゴルフを楽しみたい場合は、日本パブリックゴルフ協会のホームページにアクセスすることで加盟ゴルフ場の一覧を確認することができます。
コース名のみならず、住所やアクセス方法も併せて調べることができるので、非常に親切なつくりとなっています。
パブリックゴルフ場の服装やマナー
パブリックゴルフ場において求められる服装やマナーは、メンバーシップゴルフ場と比較してそこまでは厳しくありません。
基本的にゴルフ素人の方も一緒にゴルフを楽しむようにする意図があるため、ゴルフに馴染みやすいように服装等は厳密にしないよう配慮されています。
しかし、あくまでゴルフ場を使用するようになるため、基本的な服装やマナーは心がけておかなければなりません。
普段の生活ではなかなか意識しないことがゴルフ業界では常識のマナーとなっているため注意が必要です。
まず、服装の基本ですが、トップスはタンクトップやTシャツ、トレーナーなどの服は厳禁であり、襟付きかつ露出があまりない服を選択しなければなりません。
ボトムスは必ずスラックス及びチノパンを履くように気を付けます。
ジーパンや作業用ズボンを履くことはできません。
靴はサンダルやパンプスなどが禁止されています。
これらの服や靴はゴルフ専門店でまとめて販売されているので、なるべく専用のものを選ぶようにしましょう。
特に靴はゴルフ場と普段用で分けておいた方が安心です。
帽子も強い日差しや雨から守るために着用します。
タオルを使う場合もありますが、プレー中に首や肩にかけるのはマナー違反なので、カートに置いて移動する際に使用しましょう。
女性の場合は、ゴルフ場によってミニスカートの着用が禁止されていることもあるので、あらかじめ確認はするようにしましょう。
ショートパンツもあまりにも短すぎる場合は、認められないというケースも多々あります。
そのため、女性の場合も特に差し障りがなければ、ロングパンツを選択するのが無難です。
プレーしている間は、しゃがみこんでボールの軌道を計算しなければいけないので、尚更長めのパンツを着用する方が安心してプレーに集中することができます。
パブリックゴルフ場のマナーは、一般的なゴルフのマナーを守ることをまずは心がけていきましょう。
例えば、パターを使ってボールをカップに入れる場であるグリーン上では、走ることは禁止事項とされています。
グリーンの形状を変えないようにするためです。
さらに、砂地であるバンカーでは、ボールを出した後はしっかりとトンボを使って砂地を馴らします。
他にも、一緒にプレーしている人がボールを打つ際には声を出さないようにしましょう。
特にパブリックゴルフ場は、多くの方が利用すると考えられるため、全員がプレーしやすい環境を整えることが大切です。
パブリックゴルフ場を使うメリットとデメリット
パブリックゴルフ場を使う際のメリットとして考えられるのが、誰でも気兼ねなくゴルフに参加することができるということです。
ゴルフは他のスポーツと比べて準備するものも多く、敷居が高いと考えている方もたくさんいるでしょう。
そのようなゴルフ初心者でも、参加しやすいようにパブリックゴルフ場は料金等も設定しています。
ゴルフのプレー中もメンバー全員が平等に扱われるので、他のメンバーに気を遣うことなくプレーに専念することも可能です。
また、ゴルフの楽しみをゆっくりと満喫することができるのもパブリックゴルフ場を使うメリットの1つとして考えられます。
他の客の様子を上手く見計らいながら、ゴルフをじっくりと覚えることが可能です。
他の客もパブリックゴルフ場には素人が多いという認識を持っているため、ゴルフ初心者には特に優しく接しています。
そのため、素人の方がゴルフの楽しさを見出すためには、パブリックゴルフ場を選ぶことが最適であると言うことができます。
一方で、パブリックゴルフ場のデメリットとして挙げられるのが、全員が平等に扱われるため熟練者がかえって特別に扱われなくなるということです。
従って、何年にもわたって通い詰めているような方も、全く会員制がないようなパブリックゴルフ場ではそこまで厚いサービスは施されません。
しかし、パブリックゴルフ場の中でも会員制を用いているところもあります。
あらかじめ利用予定であるパブリックゴルフ場のサービス内容を確認していきながら、もし会員制を取り入れている場合には積極的に活用していくことで素人の方と共に楽しくゴルフをすることができるでしょう。
パブリックゴルフ場についてのまとめ
以上より、パブリックゴルフ場はゴルフ人気を低迷させないため、素人の方を積極的に参加させるように造られたゴルフ場であると言うことができます。
ゴルフにはさまざまなルールやマナーがありますが、パブリックゴルフ場を使うことでじっくりと1つずつ学んでいきましょう。
気兼ねなくゴルフに集中することができるので、ゴルフの楽しみを知る上ではパブリックゴルフ場の存在が必要不可欠です。